現在募集中の講座
触診と治療(内臓)セミナー〔2回シリーズ〕
講師 | 三上純一先生(三上先生のプロフィールはこちらから) |
日程 | 第一回目:8月30日(土)~31日(日) ※満席(キャンセル待ち受付中) 第二回目:9月20日(土)~21日(日) |
時間 | 初日:14:00~19:30 二日目:9:30~16:30 |
会場 | 一回目:川崎市産業振興会館(第4会議室) 二回目:川崎市産業振興会館(第4会議室) |
費用 | 一回目:25,000円(税込27,500円) 二回目:25,000円(税込27,500円) ※両方お申込み(計4日間)の場合でも、今回は割引はなく、計50,000円(税込55,000円)となります。 |
振込先 | 横浜銀行 大師支店 (822) 普通預金 6064106 カ)インターナショナル オステオパシック アソシエーション オブ ジャパン |
今回の触診セミナーは、延べ3,000人以上が受講している人気セミナーです。
「なかなか納得のいく治療が出来ず、もやもやしていたが、今回受講してまだまだいろんな可能性があると分かった(理学療法士:男性)」「感覚を良くする方法や、力の入れ方などを改めて知ることが出来て良かった(理学療法士:女性)」「実際の臨床において、自分がいかに大体の感覚で触っていたのかという気付きをもらえた意味で、非常に良い機会になった(作業療法士:男性)」などの感想が寄せられています。
【講師より】
触診が出来ることで臨床上一番良かった点は「患者さんとの情報共有」です。しっかりと触診が出来ると、感覚的に患者さんとリージョンの位置を確認出来ます。「ここがおかしいですね」「そうそう、そこがね」という当たり前の会話が出来ます。ゾーンAの触診が出来ることで、患者さんはセラピストへ「信頼」を預けてくれます。無意識下での信頼があっても、顕在意識で否定があれば患者さんは安心して体を預けてはくれません。触診は様々な場面で私たちを助けてくれます。
また、エナジェティクスな治療をし続けていると、標準の感覚は一体どこにあるのでしょうか?
見えない感覚の基軸が無ければ、自分自身が上手くなっているのか、下手になっているのか、全く分かりません。また、見えない感覚というのは基礎がしっかりできていなければスランプにも陥ります。スランプのほとんどが感覚の拡張から起こります。感覚が拡張し、多くのものを突然感じるようになってしまった結果、何を感じているのかが分からなくなる現象です。この時にゾーンAの触診が出来ていることで、どの分野のどの組織に対する感覚の拡張が起きているのかが判別しやすくなります。
感覚の拡張は悪いことではなく、感覚が進化した結果です。その感覚をさらに使いこなすために基軸となる感覚を磨くには、現実世界の触診の感覚を知っておく事が、私自身がこれまでテクニックを磨く上で一番役に立ちました。つまづいたときこそ基礎に戻れと言いますが、その基礎が自分にとっては触診でした。
基礎的な感覚の積み重ねは決して楽しいことばかりではありません。出来ないことも有りますし、苦手な分野も存在します。私自身、嫌になって逃げていた時期もあります。
しかし、それに対する取り組み方や問題を解決していくには、自分自身のエゴとの付き合い方にも通じてきます。
私たちのエゴは私たちを守るようでいて足を引っ張ります。エゴをどのように飼い慣らし日々の臨床に臨んでいくか。それらを乗り越えていくことは遠回りのようで、バイオエナジェティクスの目指すスタイルに通じると私は信じています。
また、私たちは常に患者さんから見られています。それは「奉仕」をするセラピストか否か。顕在意識の中でもですが、もちろん無意識化領域でも私たちを判断しています。自分のやりたい事だけを押し付けてくるタイプか。こちらの話も聞くが、セラピストのやりたいことも盛り込んでくるタイプか。患者さんの話を傾聴して寄り添ってくれるタイプか。私たちは常に患者さんからジャッジされています。
もし、患者さんが無意識下で危険性があるセラピストだと判断すれば、失敗しても身体に害のない問題を見せられます。そして症状は変化しない、もしくは一時的に改善するもののすぐに症状が再発するというスパイラルに陥ることがあります。
私たちは患者さんへ奉仕する存在であり、害するものであってはなりません。
スタティックパルペーション(静的触診)で行う患者さんへの接触は、単純にその部分を触れればいいわけではありません。
柔らかく触っているのに患者さんを固まらせしまい、その後のテストが変化することもあります。
触診は触る前からすでに始まっています。
解剖学的形態や特徴に沿い、適切な指の当て方、患者さんに侵害を与えない圧力の加え方、そして目的とする組織にコンタクトし、最後に足跡を残さない抜け方、最後の離れ方。これらの一連の流れがスムーズに出来るようにスタティックパルペーションはトレーニングしていきます。
目的とした組織に触れられたとしても、その組織がどのような緊張を持っているのかは、動かしてみないと分かりません。解剖学的構造に従い、適切な方向、適切な圧力が必要となります。
もちろん過度な圧力は痛みを引き起こしたり、組織の破壊を招きます。そこで必要となるのがバリアコンセプトです。バリアコンセプトに基づき、内臓のテンションパルペーション(張力触診)を行い、どの組織のどの部分に問題があるか見分けます。
テンションパルペーションは顕在意識で患者さんと問題共有しやすく、お互いに「ここが問題だ」と意識共有できます。そうすることで治療後に再評価を行い、改善したとお互いに再認識しやすく、信頼関係構築に繋がりやすくなります。テンションを確認出来れば、バリアコンセプトに基づき、固有受容器を発火させ治療することが出来ます。
私たちがバイオエナジェティクスで学ぶ治療は、常に観察が必要です。
その観察時には患者さんが見せてくれるものを見せていただくという姿勢で観察していく必要があります。しかし、その見せていただいている裏側でも、肉体の各所、もしくは肉体の外でざまざまな変化がダイナミックに起きています。肉体のリリース感覚を知っておくことで、この変化に気が付くことが出来、治療中の観察の一助になるかもしれません。
内臓自動力は、胎生学的な力が働いていると言われている動きになります。微細な動きで、まずは傾聴で感じるところからスタートとなります。この動きを感じ、ダイナミックスティルネスやヘルスへ通じる足掛かりとしていきたいと思います。
ここでの内容は当日お伝えできればと思います。
解剖学講座〔ビデオ学習〕
今回の講座は10回の講義ビデオの視聴とzoomによる質問会とで構成されており、ご自分のペースで学ぶことができます。
今まで解剖学を学ばれたご経験のない方は、今後のクラスについていくため是非積極的に参加してください。
講師 | 土井武志先生(土井先生のプロフィールはこちらから) |
費用 | 初めて土井先生の講義に参加する方:80,000円+消費税 8,000円=88,000円 ※今まで土井先生の解剖学に参加したことがある方は、どなたでも無料です(10年前に学ばれた方々も)。 |
日程 | 2025年6月1日より10ヶ月(10回の講義ビデオを視聴) 毎月1ヶ月間、一課目のビデオ視聴をオープンしますので、それぞれのペースで視聴(ご自分のペースで学べます)。 その翌月に、前月の課目を質問するためのzoom質問会を第一月曜日の夜8時より開催(例えば6//1~6/30の場合、7/7夜8時からZoomで土井先生に質問できる時間を持つ)。この繰り返しを10ヶ月行います。 |
振込先 | 横浜銀行 大師支店 (822) 普通預金 6064106 カ)インターナショナル オステオパシック アソシエーション オブ ジャパン |
過去のクラスは、こちらをご覧ください。
